日本の政治が腐敗している、レベルが低い、という話はよく聞く。
実際問題、内閣のメンバーを見ても高齢の男性で、かつ、「インターネットって何ですか?」というレベルの人たちで、信じられないくらいレベルが低い。
事実、そこら辺の大学生を引っ張って来たほうが圧倒的に優秀だと思う。
では、なにゆえ、日本の政治家が、そんな体たらくになっているか? それを考えたい。
それは単純に供託金が高すぎるんだよね。国政選挙や組長選挙(知事選等)に出るのに300万円もの供託金がいる。地方議員選挙の供託金も50万円。
こんなに高いと一般人は選挙に立候補できないんだよね。そうなると既存の自民党や立憲の政治家が有利に選挙ゲームを進められて、結果、世襲議員ばかりの国会になっているんだよね。
さらに、日本は被選挙権の年齢が衆院が25歳から、参院が30歳からと、若いと選挙に出れないんだよね。そうなってくると若い人は選挙に興味を持てず投票率が低くなる。
欧米の選挙は、当たり前だけど供託金もないから誰でも選挙に出れるし、18歳から選挙に出られるから、女子大生の政治家が出たりする。日本で東大生の18歳の女子が政治家になるなんてあり得ないからね。
あとよく聞くのは、欧米だと世襲で同一選挙区から出られない。世襲議員が有利になりすぎるから、そういう規定がある。これも日本はないから、世襲がとんでもなく選挙に有利になってしまう。
岸田さんが今は日本の総理大臣だけど、世襲で4代目か5代目なんだよね。戦前から続いてる。麻生さんとか、小泉進次郎さんとかも同じだよね。
世襲政治家が能力が無い、ということはないのだけど、現状、あまりに選挙のルールが世襲議員に有利すぎるんだよね。
世襲が続けば、身内を優遇するから、当然、政治も国も腐敗していく。腐敗すれば、国力が落ちていく、国がどんどん貧しくなっていく、そういう構造がある。
だから、日本国民としては、なんとしても供託金を廃止しないと、ずっと世襲政治が続いて、国民も苦しいという構図になっちゃうんだよね。
これが日本の政治が腐敗している理由でした。■