「スラムダンク」という超人気漫画がある。その作者が語った有名な話で、キャラクターを作るときに欠点を一つずつ作っていくという話がある。
主人公の桜木は欠点だらけなんだけど、才能はあって経験がない。流川はイケメンだけどコミュ力がないとか、三井は不良だったとか、宮城は背が低いとか。
そうやってキャラを作ると言う話を読んだことがある。
理由は謎なんだけど、でも、思うに、人間って完璧な人なんて愛せないんだよね。多分。ちょっとダメな部分がないと愛されない。
人間って群れで行動する生物だから、人と上手くやれない生き残れないわけじゃん。村八分みたいになって、誰にも相手にされなくなったら生きていけない種の生物だからね。
だから、人は自らが魅力的でなければいけない、負けてはいけない、弱みを見せてはいけない、と考えがちだけどそうじゃないんだよね。
ダメでいいんだよね。
そのダメさが逆に人に好かれるポイントになると思うんだよね。真面目すぎる人は、その真面目さで人に信頼されたり、背が低いなら、それを克服しようとしてる姿勢そのものが魅力になったりすると思うんだ。
だから、あなたが欠点だらけなら、それは、とても魅力的な人間なんだってことだと思うんですよね。不思議なもので。
芸能人とか見ても完璧な美人やイケメンって人気でないからね。背が低いとか、なんか欠点がないと全然、愛されないもんね。
AKBの指原さんとか、アイドルなのに美人じゃない、ところが魅力なわけじゃん。美人じゃないけど、それでもアイドルやりたい。そういう姿勢にみんな胸を打たれるわけで。あれで美人だったら、テレビでてないよね。彼女は。
欠点は、実は武器でもあるよね。■