今、新潮社からでているスマホ脳という新書を読んでいるのだけど、それが面白い。まだ途中までしか読んでないのだけど。
この新書はスウェーデンの精神科医であるアンデシュ・ハンセンさんが書いた本で本の名前の通り、スマホが脳に与える影響について書いてある。
その中で興味深いのが、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツといったIT業界の巨人は、絶対に子供にスマホやiPadを触らせなかったという。
子供というか中学生ぐらいまで。高校生くらいになったら自由にさせていたというけど。
その理由については、人間の脳には、情報を摂取したいというプログラム(本能)がインストール(備えられている)されているらしんだよね。新しい情報を摂取するとドーパミン(脳内麻薬)がでて気持ち良くなる。結果的にスマホ依存になる。
そうなると脳の機能が低下していくという。だから大人ならスマホを、やりすぎると感覚的に、ちょっと良くないから1日1時間までとかコントロールできるけど、子供だとコントロールが効かない、また成長期だから、この段階では触らせない方が良いという感じらしい。
詳しくは本を読んでください。
脳の報酬系の作用、例えば、人間は長い歴史を生きていて、食力がない時代が多かった。そのため、カロリー(食料)を摂取できるときに多く摂取しておけと脳はプログラミングされている。
そのプログラムが昔なら上手く機能していたのだけど、今の時代、食料が溢れいてるから、そのプログラム通り行動すると肥満や糖尿病、腰痛とかになっちゃう。だから、そのプログラムに意図的に意思で反発しないと人間は死んでしまう。無限に食べていたら死ぬでしょ。本能に逆らって食べるのをやめないといけない。
スマホも同じで人間の脳は情報を過剰に摂取したがるから意図的に止めないと、また死んでしまう、と。そんな感じですよね。
ということで中学生以下の子供はインターネットは1日1時間ぐらいが良いと思いますね。大人もそうだよね。
こうなってくると紙の本を読んで情報を摂取するようにした方が良いのかもしれない。■