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大阪都構想が住民投票において否決された。あの都構想というのは、そもそも維新が道州制を行いたい、という意思表示男だと思う。
そもそも、なぜゆえ維新が道州制をしたい、と主張しているかというと、今って関東、特に東京に仕事が集中しているわけじゃんね。大企業の本社も大体、東京でしょ。
これほど首都に人口も仕事も密集している国は、おそらく日本だけだと思うんだよね。欧米をみると、大体、全国に人口が分散していて、会社も全国に分散位してる。だから、地方もある程度、元気という状態が作れる。
翻って日本は人口から仕事から、全てが東京に集積していて、維新としては大阪に人口や仕事を引っ張ってこれないとジリ貧だと考えたと思うんだよね。
じゃあ、どうやったら大阪、あるいは地方に仕事と人を引っ張れるか? と。今は東京に、いろんな権限が集中しすぎてるわけじゃん。いろんな省も全部東京にあって、これだと、東京でしか仕事ができない感じになっちゃう。
だから、道州制にして、東京の権限を地方に分けて、結果として、仕事や人口がばらける。だから、維新の本当の一丁目一番地は道州制を日本に導入することなんかな、と思うんだよね。
それができないと、ずっと未来永劫、地方から東京に人が移動し続けるんだよね。どうしようもない。
道州制にして、例えば関西州ができて、州知事ができて、みたいな感じになれば、地方に仕事や人は留まれる体制にはなる。だけど、そうなると、また、いろいろ社会も変わるから、何が正しいかは分からないのだけど、とりあえず、地方をどうにするなら道州制しか手はないと思う。
けど、変わるって怖いからね。なかなか、そうはならないんだよね。だって、何かをするってことは、上手くいけば良いけど、逆に言うと大失敗する可能性もあるわけだからね。そら、怖いわね。
大阪都構想だって、現状維持か変化の二択で、変わって失敗したら、って考えたら恐怖だもんね。
歩みも止まるよね。
変わるのは怖いもんだよ。なんだって。■