世界経済フォーラムという国連みたいな組織が年に一回発表しているジェンダーギャップ指数(=世界男女格差指数)という指標があって、その順位が参加153カ国中、121位という結果になったということが話題になっている。
まあ、この結果を受けて日本のフェミニストの皆さんが鬼の首をとったかのように、いかに日本で女子が差別され苦しんでいるか、を国内外にアピールしておられる。実際、日本で女性が仕事しにくいというのはあると思うんだよね。菅内閣で女性閣僚が少ないとかあったし。
だけど、まず、僕が声を大にして言いたいのは、男も女も性別を選んで産まれきたわけじゃない、ということですわ。生まれる前の受精卵の段階で、性別選んでないからね。強制的に神様が、「お前、男ね」「あんたは、女ね」と仕分けしたわけですよ。どうしようもないんですよ。性別は受け入れるしかない。そういうものだ、と。
その上で、女性が日本で苦しいとフェミニストの皆さんはおっしゃるんだけど、女子が仕事しにくい反面、日本の場合、家庭で女性は大黒柱にならなくて良いというメリットもあるわけじゃない? 責任が男より少ない。
ということは逆に、責任が少ないなら自由に生きられるという面もあるじゃん。男性だったら安定的な収入がなかったら家庭を支えられないから結婚も恋愛も諦めるわけじゃん。だけど、女性はそういうのがないから、収入を考えず好きな仕事をすることができる、とも言えるわけじゃない。漫画家を目指すとか、歌手を目指すとか。あるいは資格試験目指して司法書士なるとか。
そういうメリットもあるわけじゃない。あとは若い時限定だけど、デートとかで男性に奢ってもらえたり、いざとなったら風俗やキャバクラで短期的に稼ぐこともできるじゃん。これいうと怒られるけど男なら死ぬしかないからさ。稼げないと。でもオプションがあるだけ優位じゃない。
こういうデメリットもある反面、メリットも男尊女卑には結構あると思うんだよね。男でも責任が重いから、女子になりたい人っていっぱいいると思うんだよね。かっこ悪いから口に出さないけど。
女性であることのメリットを活かしつつ生きれば、楽しく日本でも女性が楽しく生きることは可能だと思いますよ。かといって男尊女卑が良いかといえばダメだけど、すぐには世の中変わらないじゃない。
最初にも書いたけど、性別なんか選べないのだから、産まれた性別の、その中で、なるべく楽しく生きれば良いと思いますよ。これは男もそうで、男で大変なことも多くあるわけで、反面、男で良いこともあるわけで、そういう所に目を向けて、楽しく生きていくのが良いと思います。■