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欧米圏のニュースを見ているとコロナウィルスでロックダウンを続けると、
経済的に苦しくなって死ぬ、かといって、
ロックダウンを停止するとコロナウィルスで死ぬ、の二択だから、
どうせ死ぬなら、ロックダウンをやめて、
経済を回し、結果、死者が出るのも仕方ない、というベクトルに舵を取り始めている。
この傾向を見て思ったんだけど、人間ってまあ、いつか死ぬんだよね。そして老いるし病気になるしね。結局、死というのは、遅いか早いかの違いしかないんだわね。
ぼくは名古屋に住んでいるんだけど、時々、コメダ珈琲っていう喫茶店に行く。でね、高齢者がよくコーヒーのみながら井戸端会議をして会話が聞こえてくる。お爺さんやお婆さんのね。
大体、「もう、いつ死んでもいいわー」「もう体きついしー」「ぎゃはははははw」みたいな会話なわけね。
もちろん本心じゃないんだろうけど、半分は本心だと思うんだよね。70年とか80年生きたら、体も衰えるし、ある程度、死への覚悟ができてくるんだと思うんだよね。
仮に長生きしても、チューブとか体につけられて、呆けて寝たきりで、生きていても辛いだけだからね。どっかで人間、死なないとダメなんだよね。
早い段階で死ぬ人は可哀想だけど、ある意味、衰えて体が苦しい状態は免れた、とも言えるわけじゃんね。
話は変わるけど、日本なんて年間3万人くらい自殺で死んでるわけ。理由は病気とか借金とか、そのへんで。ただ生きるのも大変なんだよね。それで、コロナウィルスですよ。日本では500人、亡くなったけど、自殺者より圧倒的に少ないからね。だから、良いとは言わんけど。
それに、自動車のってても事故に遭う可能性はあって、これも年間で多くの人が亡くなってる。
だからバランスだと思うんだよね。長生きすれば良いというものでもないし、早死にすれば良いというものでもない。
そもそも、死ぬのがダメっていうのが間違いで、いかに死と共存するかが大事だと思うわけね。適度に死ぬことも大事なんだよ。人間は。
だから、別にコロナ・ウィルスで死んでいくのも悪い死に方じゃないと思うんだよね。どうだろうかね。
人間、老いて、病になって、そしていつか死にます。例外は無い。■