アメリカの新聞、ニューヨークタイムズに、東大の女性の学生が全体の20パーセントであることから、日本は男尊女卑だ、というニュースが掲載されていた。
では、そもそも日本の男尊女卑という現象はどのようにして起こるか? と。そこを考えるのが大事だと思うのだ。
それは、「意識と制度」だと思うんだよね。意識というのは、女性はバカだとか、家事育児してれば良いんだ、とか、そういう国全体にただよってる雰囲気を指す。
これに対しては、女性のフェミニストは、よく戦ってると思うんだよね。女性でも、男子と同レベルで仕事できらい、とか、いろんなセクターで主張している。
実際、それが身を結んできていて、女=アホ、とは、ほぼ誰も思ってない。
ここまでは良いとして、次に制度の問題が浮上するのよね。いくら社会の意識が変化しても制度が変わらないと、男尊女卑的な傾向は変わらない。
まず、よく言われるのは日本企業における管理職の女性が少ない。これに関していうと、年功序列、終身雇用とか新卒一括採用に代表される日本型雇用慣行が存する限り解消されないんだよね。
欧米件は終身雇用がないため、そこから付随して新卒一括採用がなく中途採用が中心の採用制度になる。だから、女性の管理職が多いんだよね。
日本方雇用慣行だと、中途採用がないため結婚や妊娠を機に会社を辞めざるを得ない女性が出世できないんだよね。さらに年功序列があるから一度退社すると給料がまた手取り15万とか20万スタートになってしまう。
こういう制度面に対する日本のフェミニストのアプローチが弱いよな、と思うんだよね。
意識と制度、両方攻めないと世の中変わりら無いと思いますね。ちょっとずつ、ちょっとずつ世の中変えていくしか無いのかも知れない。■