れいわ新撰組の渡辺てる子さんが、ツイッターで派遣制度がいかに厳しい労働環境か、ツイートなさっていて、確かに派遣は厳しいだろうな、と思った。
事務派遣で50歳過ぎたら次の派遣先は紹介されない、というのは派遣労働者の間では周知の事実。
— 渡辺てる子 れいわ新選組 (@teruchanhaken) October 5, 2019
たとえ紹介されたとして、そこに自分も行きたいと意思を派遣元会社に伝えても、派遣元は「社内選考であなたはダメ」で、おしまい。
派遣元に「次の派遣先を紹介しないといけない」という法的義務はないです
だったら派遣社員じゃなくて正社員なればいいじゃん、と人はいう。
「ひどい働き方だとわかって派遣になったのだから文句を言うな」という人は、それしか選択肢がない人の苦悩を無視なさっておられる。
— 渡辺てる子 れいわ新選組 (@teruchanhaken) October 8, 2019
「強制された自主選択」という労働社会学者の方の言葉を知らないゆえのおたわむれ。
そう言われても、派遣でしか雇用されない人もいるわけだよね。
なんにせよ非正規雇用はいつ首になるかもわからんし、低賃金だし、っていう状況だよね。基本的に非正規って、専業主婦とか学生で、お小遣い程度を稼ぐ前提の仕事なんだよね。それが、現実には、正規に採用されず非正規で生活する人間が多くなってきて、制度が破綻してるんだよね。
そもそも非正規雇用とは何か?
日本って法律で正社員が解雇できないから調整弁が必要になってくる。簡単に解雇できて、みたいな。それが非正規雇用なんだよね。
欧米だと非正規雇用が無いんだけど、代わりに正社員が簡単に首を切られるんだよね。その違いなんだよね。
結局、日本で非正規雇用を廃止したいなら、欧米みたいに正社員を解雇できるようにしないと無理なんだよね。
そこなんですわね。
れいわ新撰組とか共産党、民進系政党は、非正規はダメっていうけど、じゃあ正規の解雇をできるようにするのは反対なわけじゃんね。
これだと永久に正規と非正規という、分断が起きるわけじゃん。結局、非正規は悲惨な生活のままになっちゃう。
そこの辺の考え方を変えて、正規雇用を解雇できるようにしないと、ずっと、非正規が存在しつづけちゃうんだよね。
非正規が酷い、派遣が酷い、そうかもしれないけど、そんなん言ってても意味ないんだって。正規雇用が解雇できない限り変わらないんだもん。
だから、言うなら、正規横用を解雇できるようにして、終身雇用を終わらせろ、だよ。■