日本の勝ち組と聞いて、あなたは何を思い浮かべるであろうか?
なんとなくだけど、今までは、東大法学部に入って、官僚になるのが。日本の勝ち組黄金パターンとされていた、と思う。
みんな、そこを目指すから、苦しい受験戦争を頑張って、いい大学、いい会社を目指すみたいな、そういう所があったと思う。
しかし、最近、ブラック企業の話とか、過労死とか、日本企業の労働環境の悲惨さみたいなのが、だんだん暴露されてきて、耐えて耐えて頑張ってもリストラもあって、給料もたかがしれてる、みたいな。
そうなってくると、官僚になって、高い給料の政治家に顎(あご)で使われる毎日より、自分が高い給料の政治家にリスクを冒してなった方が良いんじゃない、ってなってるような気がするんだよね。
あるいは、東大入って会社員なるより、地方の名もなき大学行って医者とか弁護士みたいな資格職、なにかあったら職場を変えられ定年がないような仕事に行く方が魅力的になってきているような気がするんだよね。
昔は、自民党の政治家って、何も政治してなかったんだよね。誰が政治をしていたか? っていうと東大卒の官僚が政治を実際はやっていた。
その方式が、通用しなくなった。政治家も官僚も腐敗しちゃって、どうにもならない、みたいな状況になって、今なんか、だいたい政治家が政治をしてるもんね。実際。れいわ新撰組の山本さんとか、政策とか語ってるもん。あと大阪の橋下さんとか、政治で大阪を動かした。
この政治家が政治をするっていうのが当たり前になったのって、ほんと、ここ数年なんだよね。
そうなってくると、官僚は完全に政治家の手足になるから、仕事として考えると、圧倒的に政治家の方が面白いってなる。
人間は、やはり面白い事に向かう生き物だと思うんだよね。■
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