日本は女性の貧困率が高い。なぜ、そうなるのか? それは、日本の労働市場が終身雇用制度で動いているから、なんだよね。
終身雇用制度や年功序列は、解雇が発生せず、労働者にとって素晴らしい制度に思えるけど、大きな制度上の欠陥として、一度、会社を辞めると、再就職がなく、一気に貧困層に落ちいるという側面がある。
だから、結婚や出産で会社を辞めるケースが多い女性は、どうしても貧困層に陥りやすくなる。
また、終身雇用は年功序列とワンセットで、長く同じ会社にいることによって評価や給料が上がる、だけれど、結婚や出産で女子は辞める可能性が高い、そうなると、どうしても会社で評価されにくくなるし、一度退社して、再就職できても給料はまたゼロからになる。
こうして考えると、終身雇用制度があるため、日本企業では女子は仕事ができない、という結論になる。
しかも、この終身雇用制度は、政治の雰囲気的に、あと100年は無くならない感じなんだよね。
つまり国は変わらない。変えられるのは、自分の行動だけなんだよね。
現状、日本企業には女子の居場所はありません、と。だから、もう女子は稼げないわ、って諦めるんじゃなくて、だったら稼げる場所に行くしかないわけだよね。
それが、資格職というカテゴリー。医者と看護師とか、薬剤師とか、学校の先生とか、美容師とか、介護士とかもそう。弁護士とか会計士もそう。
他には、しっかり育児休暇をとれる公務員になるとか、転職が普通のIT系のプログラマになるとか、いろんな方向がある。
政治家とか、漫画家や小説家、芸能人の女子が稼げているのも、あれも専門職だからなんだよね。会社員じゃないわけだよね。起業した女子の社長とかも稼ぐ。
つまり、会社では無く、自分自身のスキルで食っていくという方向性なら、日本でも女子は食っていけるんだよね。
そこを目指すと。日本とか日本の会社に文句を言うのは大事だけど、言っても変わらないからね。
環境は変わらない。変えられるのは、自分の行動だけなんだよね。■