Yahoo!ニュースに掲載されていた、タレントの髭男爵さんのコラム「40代以降はキラキラを諦めよ」が興味深かった。。。。
どういう内容かというと、努力しても頑張っても、報われない人間がいる。そういうのは、だいたい40歳ぐらいで確定するし、そういう人が大多数なんだし、受け入れてボチボチ生きていけばいいじゃない、、、、という話だ。
なるほどね。確かに上昇志向の強い人間はいて、それが報われなかった時、深い絶望に苛まれるわな、、、、と思う。
だけど、思うのだ。日本人って、そもそも上昇志向強いか? と。大学生のなりたい職業の1位が今って地方公務員、2位、国家公務員らしいんだよね。これ、上昇志向強いか? と。
わたしは名古屋のトヨタの下請け工場が多い地域に生まれたんだけど、まわりの人たちみてても、上昇志向ある人なんかいなかった。適当に中卒や高卒なら町工場はいって、結婚して、子供作って、そのサイクルって感じ。
大卒なら、小さい車の部品の会社とか入って、適当に職場恋愛して結婚して、子供作って、ときどき草野球して、カラオケいって、そんな感じ。上昇志向なんか全く無い人ばっかだった。生まれた瞬間から、人生ボチボチでいい。夢は結婚して子供が元気に育って、あとは適当に食っていける仕事があればいい。
だから、そこには夢もないけど、絶望もない。そんな世界。まあ家族が安心して生活できればラッキーぐらい、そんなもん。
つまり、人生、鼻からキラキラさせようなんて私も周りも思ったことなかったし、別にキラキラなんかしてなくて良いだろって思ってた。名古屋のクソ貧乏な工場地帯で生まれて、工場地帯で適当に野球やサッカーを楽しみにして死んでいく、それでいいって感じだった。
そもそもキラキラって、なんなんだろう、と思う。例えば早稲田や東大いって、有名企業にいけばキラキラな人生なんだろうか? 知り合いに、そういう人いるけど、別にキラキラなんかしてないよね。
なんなのキラキラって。
インスタで若い男女が、加工した写真あげるのがキラキラなわけ、、、、別にそんなことないだろって思う。
どうせ、みんな適当に年取って、死んでいくだけだろ、って思う。
キラキラって何だよ? 人生なんて、そもそもドブ川みたいなもんだろ。名古屋の中川運河のように。■