The Catcher in the Rye

日記ブログです。気が向いたら読んでいってください。

小説「メゾン 刻の湯」の感想。。。

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「メゾン 刻の湯」(小野美由紀著、ポプラ社刊)を読んだ。

 
最近、あまり小説を読んでいなかったのだけど、一気に読めた。つまりは、単純に、面白かったのだ。
 
舞台は東京の寂れた銭湯、そこで若者たちがアルバイトをしながら共同生活を送り、それぞれの進路を見つけていく。
 
主人公・マヒコは、大学を内定無しで卒業してしまい、舞台である銭湯に流れつくのだけれども、だいたい、大学の卒業までに、こういう仕事がしたいって見つけるのは、やはり至難の技だよな、って感じた。
 
大卒後、数年で仕事を辞める若者が多いというけれど、その年齢で、自分がどういう風に生きて生きたいか? なんて、なかなか分からないよね
 
いや、それどころか、生涯分からないのかもしれない。悩んで悩んで、悩みつづけるのが人生かもって思う。
 
どう生きるのが正しいのか? そんなの分からないけれど、まあ、なんだかんだ生きていく、そういうものかもしれない。
 
この小説には、「良い大学を出て、良い会社に新卒で入り、生涯を終える」という日本の「あるべき生き方」から脱線した人ばかりが出てくる。
 
彼らは、日本の社会において、アウトサイダーで、負け組と言えるのかもしれない。
 
だけど、その脱線は、絶望して、生きる事ができないってほどじゃあ無い。
 
楽しく笑って生きられる程度には、なんとかなるものだ、、、と作者は言いたいのかもしれない。
 
なんにせよ、面白いので、オススメです。。。⬛️
 

 

メゾン刻の湯

メゾン刻の湯