漫画「パーフェクト ワールド」講談社出版、有賀リエ著、を読んだ。
とりあえず泣けるし、読ませる。本当にオススメ。
内容は、車椅子生活の障がい者の男性と、健常者の女性の恋愛模様なのだけれど、男性の方は男性の方で女性を幸せにできるか? と常の葛藤しておるし、女性の方も、いろいろと葛藤がある。エリート・イケメンに言い寄られちゃったり、揺れる揺れる。ムフゥーーーー、って感じどえすわね。。。
やはり、読み物としての恋愛ストーリーは、ハードルがあればあるほど燃えるし萌えるな〜、と思いますよ。
シェークスピアのロミオとジュリエットから、連綿と続くパターナリズムだけどさ、やはり王道は面白い。
話の中で、男性が健常者で女性が障がい者というカップルが出てくるんだけど、男性は彼女のために、夢を捨て、貯金も使い、人生をかけて彼女を愛するんだけどさ、それが逆に彼女の負担になって、女性は自殺を試みる場面が出てくる。
間一髪、自殺は止められるんだけど、その後の彼が友人に漏らす言葉が心に刺さった。
「なんで、楓も、親も、あの建築士も、どうして勝手に人の幸せを決めるんだ」
人間の幸福は、他者には決められない。
自分で選択するしか、無い。
人生なんか、しょせん、ドブさらいですわ。⬛️