昔は左翼、共産党や社会党、民主党といった左翼勢力が、貧困層の味方というイメージがあった。
それが、いつの頃からからか、日本の左翼勢力は、貧困層の味方から富裕層の味方になってしまった。
日本の左翼勢力は、終身雇用の維持し、年功序列賃金制度を死守するというスタンス。
そうやって正社員を保護すればするほど、非正規雇用の人間が莫大に増える。
なぜなら非正規雇用というのは、正規雇用を維持するための、緩衝材の役割があるからだ。
正社員は労働法で、給与を下げられないし、解雇できない。そうなってくると企業サイドは、少ししか正社員を雇えない。代わりに調整可能な、アルバイトや派遣社員を使う。
左翼が、正社員保護を訴えれば訴える程、非正規雇用や派遣が増え、低所得の貧困層が増加していく、というわけだ。
貧困層が増加するので、物価に下方圧力がかかり、デフレが進行する。
非正規雇用の増加は経済格差を、広げる。
つまり、日本の左翼、特に共産党は、貧困層の味方と言っているけど、やってる事は正社員の味方で、富裕層の味方なのだ。
こうなってくると、共産党や左翼は、貧困層の味方というのが人気の理由だったのに、やってることは富裕層を守り、貧困層をさらに叩いている、突き落とす、という悪魔的な政党になってしまった。
まあ、左翼は悪気ないんだろうけど、善意でも、やってる事が悪なら、それは悪ですわなって思う。
正社員を増やしたい、守りたい、という思いが裏腹に、非正規雇用を増やし貧困層を増やしている、、、、なんとも皮肉な話ではないか? と思う。⬛️