ロシアワールドカップ、日本代表の成績はベスト16という結果で終わった。
ベスト8の扉を開けなかった鍵、その鍵とは何だったのであろうか?
その鍵とは、フィジカル(強靭な肉体)、と表現されることが多い。
日本人は、諸外国に比べ、身長が低い、体重も軽い、と、だから、最終的にパワーで押され負ける、、、と。
この議論は、今に始まったことじゃない。
昔、アジア予選に勝てなかった時期も同じだった。
曰く、日本人は体格が良くないから、勝てない。
曰く、日本人はサッカーに向いていないから、勝てない。
サッカーファンなら、繰り返し、繰り返し、聞かされてきたストーリーラインだ。
だけど、日本のサッカーは、体格の弱点を、技術と知性を磨き、カバーして
アジアの壁を突破した。
そして、世界に出て勝てなくなると、またフィジカル論が顔を出してくる。
フィジカルで勝てない、ゆえに、フィジカルの強い選手を育成しよう、と。
だが、待って欲しい。
日本は、技術と知性(※サッカーに関する戦術的な知性)を磨いて、アジアの壁を突破したきたではないか?
ならば、極限まで技術と知性を磨けば、世界の壁をも突破できるのではなかろうか?
強い肉体をもつ外国の選手を、
体格の劣った日本人が、技術と知性で対抗する。
実に美しい構図ではないか。
時間をかけ、技術と知性を上げて行く、それが世界で日本が戦う方法だと思う。
どうであろうか?■