The Catcher in the Rye

日記ブログです。気が向いたら読んでいってください。

漫画「たーたん」の感想

西炯子著「たーたん」という漫画をKindleで読んだのだけど、すっごい面白かった。

面白かったので感想をば、書きたい。

 

たーたん 1 (フラワーコミックスアルファ)

たーたん 1 (フラワーコミックスアルファ)

 

 

主人公はアラフォーの冴えない童貞中年男性、上田敦。彼はアラサーで無職の時、刑務所に入る友人から女の子の赤ん坊を育ててくれ、と託される。それから、てんやわんやをしながら小さな会社に就職して、男手ひとつで父として娘を育てて行くのだが、、、やがて、本当の父親の出所が近づく。どうする上田敦。。。

 

もうねプロットが素晴らしいよね。粗筋読んだだけで、吸い込まれるし、実際、すごい面白い。西炯子さんは、映画化された「男の一生」で有名だけれど、面白いシチュエーション(舞台設定)から、興味深い物語を展開して行くのが上手い。

 

西炯子 - Wikipedia

 

 とまあ、ベタ褒めなのだけど、この作品を読んで、あることを思い出した。昔、わたしが営業やってた時、大きな工場とか回ってた頃があんだよね。いろんな工場が世の中にあるんだけど、営業で回っていると、やっぱ、そこの工場の作業員と、だんだん仲良くなっていくわけなんだよね。

 

まあ、工場の作業員とか、非正規雇用が多くて、給料も良くないんだよね。わたしが行ってたところは。学歴も中卒やなんかで。でも、みんな真面目な人たちで、優しくて、でも、確かに冴えないオッサンばっかなんだよね。

 

オッサンで、ハゲてて、太ってて、非正規で、、、、でも話してると、まあ、みんな結婚してて、奥さんと共働きで、子供育ててさ。

 

給料的にカツカツで、服なんか、いっつもボロボロでさ、でも休憩室とかで、会話すんだけど、すっごいみんな明るい性格だし、娘さんの写真なんか持ってて、こんど中学に入るんだぜ! かわいいだろw とか言ってて、わたしは、クソまずい缶コーヒ飲みつつ、タバコを吸いながら、その娘さんの写真みて、はいはい、かわいい、かわいい、と、やる気のない相槌を打ちながら、これが親バカって奴か、と思ってた。

 

でも、しみったれて薄暗くて、油の臭気が漂って、機械の作業音が響く、クソみたいな、その世界が、その時、悪くないかもって感じた。

 

まあ、世の中、お金って思うんだけど、非正規でも必死に工場で働いて、子供に飯を食わせてる男って、そんなにダメかね、って思うんだよね。。。。

 

 

 

あーーーあ、今日も世界は、クソまみれ。■