例の、女性が土俵に救護にいき出ていけ、って言われた事件が注目されている。
これに対して意見は、百花繚乱。
いわく、相撲は神事だから、土俵に女性が上がれない、のは当然とか、はたまた、相撲界は時代錯誤の男尊女卑団体だーーー!! とか。
みなさんは、どう感じましたかね?
私が思ったのは、今後、相撲界が、どのような対応を見せていくか? ということ。
相撲界って日本社会の象徴的なところがあるんだと思うんだよね。
男尊女卑であったり、隠蔽体質で、パワハラばっか、これって日本社会であるとか日本企業と同じだよね。つまり、日本相撲界って日本の解りやすいカリカチュアなんだよ。
で、この相撲界の体質を変えるには、根本的に相撲界の思考パターンを変化させないとダメなわけじゃんね。
今回の土俵騒動だって、根本的な問題は、土俵を女人禁制にしているっていう点じゃん? そこを、女人OKにできるか? だよ。対応として大事なのは。
過去から、延々と続いて来ている伝統、宗教的な誇りや思想、そういった積み重ねを否定し変化をするってことは、本当に大変な作業じゃんね?
日本だけじゃなくて、例えば海外だとインドはカースト制度があって変化が難しかったり、中東を見ていてもイスラム教があって、現代社会にアジャストすることが難しい、過去から続いている宗教や慣習を変えることって、難しい作業なわけだ。
結局、社会の変化を阻むものって、どこの地域や国でも、宗教と伝統。
合理的理由の前に、神や伝統が、立ち塞がる。
でも、だからと言って、宗教があるから、伝統だから、と何も変えられないなら、時代に適合できずに、朽ちていくしかない。
この殆ど不可能とも思えるミッションを、相撲界が成功できれば、日本社会も、少しは変化できるんじゃないか、と思う。
過去を捨て、
前に進む勇気を、
見せてください。
私は、期待してます。■