The Catcher in the Rye

日記ブログです。気が向いたら読んでいってください。

人魚姫と恋愛市場。。。。

アンデルセンの寓話に、人魚姫という恋愛物語がある。200年ぐらい前にデンマークで書かれた古ぼけた恋愛ストーリーだけど、これが、なかなか興味深い。

 

深海にある海の王国の王族の娘、絶世の美女である人魚姫、彼女はある嵐の日、海に溺れていたイケメンの王子様を助ける。

 

そして地上に助け上げるのだけれど、そこに人間の娘が近寄っくる、姿を見られると不味いので、人魚姫は海に逃げる。王子は目を覚まし、その人間の娘が命の恩人と思い込む。

 

ティネージャーの人魚姫は、もうイケメン王子に首ったけで、深海の魔女に頼み、人間の姿に変えてもらうのだけど、その代償として、彼女は声を失い、また、王子が人魚姫以外と結婚した場合、海に泡になって死んでまう、という二つの呪いをかけられちゃう。

 

そいで、地上の王子に人の姿で会いに行くのだが、そこは絶世の美女たる人魚姫、たちまちイケメン王子と仲良くなる、なるのであるが、イケメン王子は、嵐の夜に助けてくれた女性と結婚したい、と思っている。

 

助けたのは人魚姫であるけど、彼女は声が出ない。そうこうしてる内に王子は、例の娘を見つけ出し、結婚する運びになる。

 

絶望の中にいる人魚姫に、人魚の仲間たちが訪問し、ナイフを渡す。結婚する前に、王子を殺しなさい、そうすれば、人魚姫は元の人魚に戻れます、と言って。

 

人魚姫は王子の寝室に行く。王子と例の女が、仲睦まじく寝ている。憎い、憎い、憎い、全てが憎い、王子の心臓にナイフを刺そう、、、、とするが、彼女はどうしても、それができない。

 

人魚姫は、ナイフを捨て、海に帰る。そして海の泡になって消えていった。。。。。

 

なんつー暗いストーリーだ。救い、というもんが無い。無いのだけれど、一体、この物語に作者のアンデルセンは、どういう思いを込めたのであろうか?

 

人魚姫は人間ではなく人魚、、、つまりモンスターなんだよね。怪物の王族なんすわね。で、モンスターの癖に、人間のイケメン王子に惚れちゃう。でも当然、怪物なんか、どんな裏技を使っても、怪物で王子様から愛される、なんて都合の良いことは起きない。

 

つまり、アンデルセンは、釣り合いの取れない、分不相応な相手に恋をしても悲惨だぜ、そしたら、最終的に、破滅しかないんだよ、と警鐘を鳴らしているのだ。

 

無理なものは無理、自分を客観視して生きろ!!! って言ってるわけだ。合理主義の西洋人だよね。アジア的な頑張れば、なんでも夢は叶う! なんて彼らは書かない。むしろ、鼻で笑う。

 

日本の恋愛ドラマなら、もてない娘が、最後にイケメンとハッピーエンドになる所じゃんね?

 

でも、私は思うのだ。アンデルセンが言うように、無理なものは無理で、現実を直視せなあかん、と。

 

ネットの掲示板で、恋愛系のトピックを見ると、女性は、高い年収で、イケメンで、若い男が良い。

 

男性は男性で、やたら年下で若い娘がいいとかさ、自分を棚に上げすぎてるんだよね。

 

だって魚は、王子様と、恋なんて、できないのだ。■