近年、日本企業で忘年会が不評だ。
会社の人間関係なんか、わずらわしいのに
一緒に酒なんかの飲みたくねーよ、というものだ。
まあ、わかるよね。
普段から顔を突き合わせているのに、
年末まで、一緒にワイワイしたかねーや、という事であろう。
そこで、
忘年会をする経営者の意図を考えていくと、
忘年会、社員旅行でもいいけど、
こういう会合をすることによって普段と違う状況下で社員同士が接することによって、
コミュニケーションを図ってもらい、普段の仕事を円滑に進められるようにする
ということがある。
社員旅行は、全国に支社があるような企業だと、
違う支社の人間と、そこで会って、話をし、全体的な社員同士のコミュニケーションをはかる、そういう意図がある。
ようは、仕事の一環なんだよ。
日本企業の会社行事というのは。その人の人となりを知る、という。
だから、そう考えたら、割り切って仕事の一環として、
出席するというのも手だよ。遊びに行ってるわけじゃない。
お互いを知る機会、あるいは、会社を知る機会、そういう場なんだよ。
ただ、忘年会や社員旅行で、社員同士のコミュニケーションをはかる
というのが、もう何か違うような気がするんだよね。
今のご時世だと。
個人的には、社員旅行や忘年会のような会社主催の行事は、
社員のコミュニケーションに寄与するどころか、むしろ毀損しているようにしか見えないんだよね。
社員同士のコミュニケーションなんか、会社は放置しておくのがベストだと思うんだよね。
気の合う社員同士は、勝手に、普段から会社で、世間話しているし、
一緒に遊びにいったりしてるんだよ。
忘年会にしたって、気の合う者同士で勝手にやるさ、会社がやらなくても。
無理に、強制的に、会社が社員にコミュニケーションを取らせるという発想が、
そもそも間違っている。
全国の支店の雰囲気を社員に知らせたいなら、
社員旅行なんか、まどろこっしい事させず、視察に行かせればいいんだよ。
と私は思うけれども、
みなさんどうでしょうか? 良い年末を!◾️