昔、TVで「さんまのまんま」というタレントの明石家さんま氏が司会のトーク番組を見ていた時、若い女優がフラレるのが嫌で異性に積極的になれん、という話をしていた。
それに対し、さんまさんが「フラレても良いって思えないのかね?」とボソっと言ったのが印象に残った。
日本人って子供の頃からの学校教育の影響で、「失敗したらダメだ」という意識が強い。実際、大学入試にしろ就職にしろ資格試験にしろ、一発試験で失敗できない、やり直しが困難という現実があり、失敗恐怖症的なとこがある。
でも、失敗しなければ何も手に入れらんない。
好きな異性がおって、遊びたいなら、自分から誘うしかない。何もしないでいれば、確かに振られるという失敗はしないけれど何も起こらない。
で意中の相手にアタックして撃沈したとしよう。あるいは上手くカップル成立しても、ケンカして別れたとしよう。
それでも、何もしないでウジウジ悩んでいるよりは良いではないか? と私は思うのだ。
ストーカーをするとか、パワハラもどきの関係性の強要は論外だが、正々堂々、好きな異性に声をかけフラレたって良いではないか?
オッサンやオバサンが高校生の若者の惚れたっていいではないか? 高嶺のイケメンや美女に惚れて、フラレても良いではないか?
恥ずかしいけど、その思い出すら人生の良い記憶になる。
それに、告白や誘うこと自体が相手の負担になるっていうけど、そんなん無いって気の無い相手に誘われても、それが正々堂々とした告白なら、相手は、紳士に「無理」っていうだけで、内心嬉しいもんだよ。
女性がよく「ナンパされて不快だった」って言うけど、少し嬉しそうだもん。
きちんと正面からいけば良いだけ。
何もしなければ、失敗はしない。
でも、失敗しても不遇でも、何かをした、頑張った、チャレンジしたという軌跡は確かに残る。
それに失敗しても、失敗しても、また立ち上がればいいではないか?
人生なんか、所詮、酷い嵐の連続で、フラフラになりながら、気合いと根性で沈没寸前で進むもの。
怖がって航海にすら出なきゃ、どこにもたどり着けない。
「フラれても良いって思えないですか?」⬛️