The Catcher in the Rye

日記です。無断転載、無断引用、オーケーです。

日本企業が正社員を、すべてアルバイトにすべき理由。

日本の労働環境の問題点、例えば女性が働きにくい、であるとか、長時間労働であるとか、転勤制度であるとか、パワーハラスメントであるとか、セクシャルハラスメントであるとか、これらの、原因を突き詰めて考えていくと、結局のところ、日本型雇用慣行に原因があるという結論にいきつく。

 

日本型雇用慣行とは、読んで字の如く、日本の雇用の慣行のことを指す言葉で、つまり、終身雇用制度であるとか、新卒一括採用、のことを指す。

 

日本独特の労働システムである、日本型雇用慣行の最大の特徴は、企業が一度雇った社員を解雇できない、という部分にある。

 

この、社員を解雇できない、という特徴は一見、経営者サイドに比べて力関係で弱い労働者にとって有利、とみえる。だって、どんな状況下においても、解雇されないのだから、安定的な雇用が労働者に保証される、という論理が成立するわけだからね。

 

だけど、そこに大きな落とし穴がある。

 

企業サイドは、従業員を解雇できない、という事は、採用に際し大きなリスクを背負うことになる。一度採用してみて、どんなにヤバイ社員であっても解雇ができないわけだからね。

 

そうであると、企業は採用数を極端に絞る。いや、絞らざるを得ない。だから、ちょっとでも経歴に問題がある人間は採用できないってなっちゃう。結果、あの新卒一括採用の気味の悪いブラックスーツの群が誕生されるってわけだ。

 

さらに、日本企業は終身雇用があるため、解雇できないため、極端に若い人材を必要とする。定年を60とすれば、20歳の人材なら40年、40歳の人材なら20年しか働けないわけだから、当然、長く働ける人材が欲しいとなる。

 

こうした理由から、日本企業は中途採用が少ないし、35歳を超えた人間は採用しない、というか、できないわけだ。

 

しかし、現実問題、日本企業だって経営の悪化する時期はあって、結果、倒産もあれば、リストラもある。また労働者サイドにしてみても、入った会社でパワハラやセクハラにあったり、あるいは仕事内容が自分にあっていてなかった、という事がおうおうにしてある。また、女性の場合、結婚して妊娠した場合、仕事ができなくなるので辞めることが多い。

 

そうなってくると、労働者サイドは、終身雇用のレールから外れるわけで、解雇できないと言う日本の強い正社員の保護の外に放り出される。そして、その保護から放り出されるとどうなるか? 今度は、正社員に戻ることが、ものすごい困難ということになる。強い保護が正社員にあればあるほど、逆に正社員の立場を失うと、正社員の立場に戻ることが困難になるってわけだ。

 

こうして、見ていくと、一見素晴らしいと見える日本型雇用慣行が、現代日本において、いかにリスキーが分かって頂けると思う。しかも、このリスキーというのは、経営者サイドだけでなく、労働者サイドにもリスキーというのがポイントだ。

 

本当の良い労働環境とは、会社が自分に合わなかった場合、辞めても、次が見つかる、という労働環境なのだ。そして、日本の労働環境にはソレが無い。

 

では、どうすれば良いのか?

 

本当なら、現行の労働法を変えて、正社員を解雇できるようにすれば良いだけなのだけれど、日本の左翼より裁判官やら、また、労働者である会社員の日本人も、正社員を解雇可能にするということに強いアレルギーを持つ。

 

国民が正社員を解雇するのに反対なら、当然、政治家は、労働法を変えるなんて事はできない。選挙に当選できなっちゃうから。

 

んじゃあ、どうすれば良いかっていうと、企業サイドが、正社員を一切、採用しないようにして、全部、非正規で雇っちゃえばいいのだ。

 

非正規なら、アルバイトやパートなら、いつでも解雇できるわけで、どんどん人を採用できる。労働者サイドだって、気軽に辞めれるし、気軽に非正規なら、次の仕事が見つかるってわけだ。

 

経理でも営業でも、総務でも、人事でも、医者でも看護師でも、技能職でも、全部非正規で雇用する。賃金は、アルバイトなんだから、当然、時給で発生する。これで、サービス残業なんつー違法行為も減るだろうしな。

 

こういう気軽に労働者が移動可能にして、全員、僕アルバイト状態になれば、企業でパワハラにあったら、さっと辞めれるし、今まで、鬱になって、自殺しておった人も死なずに、すむのだ。

 

完璧ではあるまいか?

 

企業サイドは簡単に解雇できる従業員をゲットできるし、労働者サイドは気軽に転職できる環境を手にできる。まさにwin-winだ。

 

どうであろうか? 国民全員僕アルバイト! 胸が踊るではないか?▪️