The Catcher in the Rye

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「女の子が生きていくとき、覚えて欲しいこと」の感想

いろんなとこで話題になっている有名漫画家の西原理恵子さんのエッセイ「女の子が生きていくとき、覚えていてほしいこと」(角川書店)を読んだ。

 

話題になるだけあって、心にぐっとくる文章で、"女の子"のみならず、老若男女にオススメできる良書だ。

 

基本路線、この本を貫くメッセージは、「女も経済力をつけろ! 男に経済力を頼るのは危険だ」である。

 

西原さんは若い頃、無一文に近い状況から高知の田舎から東京に出て売れっこのイラストレーター、漫画家にまで這い上がっていったので、貧困の恐怖をよく理解している。

 

朝の歌舞伎町で、年老いた風俗嬢をみて、自分もああなるんじゃないか? と恐怖に震える若い西原さんの心象風景の描写はリアルだ。

 

私は30代だから、若いときの西原さんの漫画や雑誌での活躍をリアルタイムでみていた世代だけど、若いときの西原さんは美人で面白くて、こんな素敵な女がいるもんだな、と思ってみていた。

 

自画像やら漫画で西原さんは自分の容姿を、ブサイクに書くけど若い頃の西原さんは凄い美人だったし、魅力的で、出会った男性は全員骨抜きになっていたと思う(今はオバちゃんだけどな)。

 

で、そんなモテモテのはずの若き西原さんは、いつも怯えていた。男にチヤホヤされ、助けてもらえているのは若い時期のみだと自覚していた、だから、こそ、必死で仕事をして這い上がった。

 

彼女のモチベーションはズバリ、貧困への恐怖だ。そして、わかっている。男を含めた他者は利害のない相手を助けないと、世の中、ギブ アンド テイクだと。

 

ゆえに、彼女は本書で「女の子」に説く。「経済力をつけろ!」「若い頃、チヤホヤされる状況に甘えてちゃ、将来ヤバイんだぞ!」と。

 

これは正鵠に的を射ている。

 

日本のシングルマザーの貧困率は実際、高いのだ。

 

彼女らは、経済力は男に依存すれば良い、と考え生きてきたし、そういう生き方を周りから教えられてきている。

 

だから、何らかの要因で離婚すると一気に貧困層へ落ちていく。

 

だから、これからの「女の子」は、自分で稼ぐ力を身につけないといけないと西原さんは言うのだ。

 

 

以下抜粋。

 

"「王子様を待たないで。社長の奥さんになるより、社長になろう」

 

女磨きってエステやネイルサロンに通うことじゃないからね。

 

お寿司も指輪も自分で買おう。

 

その方が絶対楽しいよ。"■