The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

映画「植物図鑑」の感想

アップルのiTunes Storeで日本映画「植物図鑑」をレンタルして視聴したのだけれど、思いの外面白かった。

 

映画は、20代で不動産屋に勤務する女性サヤカの一人暮らしするアパートの前に若いイケメンが倒れているシーンから始まる。

 

でイケメンはイツキと名乗り、自分が所持金がなく困窮している事を伝え、サヤカに言う。

 

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」「咬みません。躾のできた良い子です」と、サヤカに一晩の寝床と食事を求める。

 

自分を捨て犬になぞらえたその物言いを面白がったサヤカは、イツキを部屋に上げカップラーメンと風呂場を提供する。

 

そいで、共同生活が済し崩しに始まり、だんだんと二人の距離が縮まっていくというラブストーリー。

 

こうしてプロットを書くと、ごくありきたりな話に思えるけど、実はそうじゃあない。

 

まずイツキは若いイケメンで一文無しのビンボーだけど、家事が上手いという設定で、仕事にいくサヤカに美味しい手作り弁当をつくったり、仕事の辛い話を親身に聞いたりする。

 

また普段はサヤカのアパートに居候しておるのだけど、近所のコンビニでバイトをして自分の小遣いは稼いでいる。

 

この設定は?! と思った

 

男性向け映画で都合よく美少女が突然現れ、男と共同生活し、やがて恋愛に発展するというパターンのプロットがあるけれど、このプロットは「働く男、家事育児の女」という日本従来の性的役割分担を表出しておる。「守られる女と守る男」というさ。

 

でもこの映画のプロットは逆で「守られる男と守る女」という図式で、そういう意味で新鮮に感じた。

 

私は未読だけれど、原作の小説もヒットし映画も好評だったようだし、こういうプロットの映画が若い世代に共感を読んでいるというのは、なかなかに興味深い現象だ。

 

案外、若い世代では本当の意味で欧米的な男女平等の価値観が浸透してきてるのかもしれない。そう考えていくと、日本の未来は案外、明るいんじゃね? と感じた。

 

なんにせよ、植物のネタやら素朴な街のけ風景の美しい描写、主演の高畑充希さんと岩田剛典のさんのみずみずしい演技に年甲斐もなく引き込まれてしまった。

 

良い映画なのでオススメの一本である。

時間があれば見てくだしー。⬛️