The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

「1122(いいふうふ)」の感想

講談社から出版されている渡辺ペコ氏の「1122(いいふうふ)」という漫画を読んだのだけれど、非常に面白かった、

 

主人公の、いちこ、は結婚して7年の35才のWEbデザイナーで、旦那の、おとや、とはセックスレス、そこで、この夫婦が下した決断は「婚外恋愛許可制(公認不倫)」、つまりお互いに外で恋愛してもオーケーという取り決めをした。そして、旦那には恋人ができ、主人公いちこの心は揺れる、、、という内容だ。

 

現代では、女性に経済力がついてきたこともあり、一昔前のように、男性が女性を養うという時代ではないため、もう、ほとんど結婚制度が形骸化していると思うんだよね。

だって、若い世代は男女平等をうたって教育されてきて、実際、給料も男女で大きな違いが無い時代なわけで、男性がデートでお金を払うとか、結婚したら家計の責任を背負え、と言われたって、もう腑に落ちない。

 

女性にしたって働いて稼いでいるのに、家事や育児を引き受けろ! と言われても、そんなんやってらんないってなるし、もう従来の「男は稼ぎ、女は家事育児」なんて通用しない時代なのだ。

 

それに結婚していようが、今の時代は嫌いになれば離婚するし、結婚前にセックスしちゃダメなんて時代でもない。

 

そう考えていくと「結婚」と「恋愛」には大きな違い、というものは存在していない。あるとすれば「子供」という要素で、日本は結婚しないと子供はダメ、みたいな社会的慣例があるので、結婚が大きな意味を持っているのだと思う。

 

実際、欧米圏だと結婚しないでも、女性が一人で稼いで子育てできるので、婚外子が50パーセントにも達している国もある。有名ブロガーのチキリンさんが「少子化を解決するなら、結婚を増やすのでは無く、女性が一人で働いて、子供を育てられる環境を構築することだ」というような事を書いていたけれど、まさに、その通りだと思う。

 

だから、少子化を解決するのに結婚を増やそうとか、政府が婚活を推奨するとか、的外れすぎる。もう今の時代は、結婚していようが、していまいが、どうでも良い時代なのだ。

 

直木賞作家で今、93歳の佐藤愛子さんがラジオで若者に向けて一言くださいと言われて「上の世代は若い人に、ああしなさい、こうしなさい、というけど、みんな自分勝手に生きているんですよ。だから、若い人も自分勝手に生きればいいんですよ」と言っていて、それを聞いたとき、わたしは何か救われような気がした。

 

時代によって常識は変わっていくわけで、結婚しない人生もあっていいし、子供のいない人生も良いと思うんだよね。この漫画の主人公のように結婚して、夫婦がお互いに家族愛があっても、性的な関係がないなら、不倫オーケーにするとかも良いと思うし。

 

あーしろ、こーすべき、と世間は言うけれども、そんなん無視して、みんな「自分勝手に生きれば良い」と思う。

 

だって世間なんか、人生の調子の良いときは、チヤホヤしてくれるけれど、人生が不運の時なんか無責任に中傷してくるわけで、そんな無責任な世間なんか相手にする必要なんか無い。

 

人間は、自分の好きなように生きればいいのだ。■