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The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

この世界の片隅で、と見えない焼夷弾。

映画

ネットで良いと話題だったので

会社帰りに「この世界の片隅に」というアニメ映画

を見てきた。

 

内容は

昭和18年(1943年)の広島を舞台に

太平洋戦争という

厳しい時代を

主人公のスズという女性が

強く逞しく

生きていくという物語。

 

こう書くとシンプルな

プロットだけど

胸を素朴に打つ作品で

非常に良かった。

 

そして

この作品において

タレントのノンさんが主人公スズの

声優をしていたのだけど

声の演技だけでも天才女優は

やっぱ天才女優

なんだな

と思った。

 

芸能事務所とケンカして

業界に干されてるらしいけど

、日本って

こんな感じで

個人が動けないように

利権でガチガチに固めちゃっていて

個人が表現がしにくい。

 

芸能界は事務所の利権でガチガチに固めてられていて

事務所の顔を伺わないと

タレントは何もできない

システムになっているわけだ。

 

最近だとSMAPの解散は

ジャニーズ事務所の力をまざまざと

世間に見せつけた。

 

これは芸能界だけじゃなくて

会社員もそうで

中途採用がない終身雇用社会だから

会社員は転職できず

会社に反抗できず

会社の奴隷みたいになってしまう。

大企業における断れない全国転勤とかね。

 

こういった

個人を殺すシステムが

日本全体に網の目のように

ほどこされ

権力者が

やりたい放題できるシステムが

できあがってしまっているわけだ。

 

政治家が世襲ばっかであったり

会社員が転職できなくて

電通事件が起きたり

日本の芸能人が

ハリウッドスターのように

自分を表現できなかったりするのも

全部繋がっているのだ。

 

この映画のなかで

子供に赤紙がきて

本当は悲しいけど

両親や知り合いが

バンザーイバンザーイ

というシーンがあった。

 

こういう見えない圧力で

本来、悲しいのに

それを表現できない状況があって

今の日本も

いろんな圧力で

みんな感情を押し殺していて

そういう意味性において

戦時下の日本も

今の日本もたいして変わらない

なと感じた。

 

戦争で何万人も亡くなって

それは悲しい事であったが

今の日本だって

年間に3万人もの人が自殺しているのだ。

 

 冒頭で

こんな悲惨な過去が

昔の日本にあったのだ、と

平和ボケをしていてはいけない、

いうような事を監督が仰るシーンが

あった。

 

確かに今の日本は

食べ物がいっぱいあり

街に焼夷弾も飛び交ってなどいない。

 

しかし、

現実には

多くの人が社会の圧力で

日本は自殺している、

ある意味で

戦時下と同じ厳しさなのだ。

 

我々が今生きてる日本は

監督が仰っているような平和な世界なんかじゃない。

 

見えない焼夷弾が降り続けているのだ。◼️