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The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

女性が働けない社会では、恋愛結婚は成立しません、の巻。

最近、

逃げるは恥だが役に立つ

という漫画が好きなのだが、

みなさん、

ご存知であろうか?

 

この漫画はTBS系列で、

人気女優、新垣結衣さん主演でドラマ化

されたので

知っている人も多いのではなかろうか?

 

内容は、結構シビアで

高齢童貞のエリート・津崎(30代男性)と

心理系の文系大学院卒で就職できず

非正規の派遣社員すら解雇された

森山みくり(20代女性)が

契約結婚をするという

現代社会を鋭く風刺している漫画だ。

 

こういうテーマ性のある

漫画や小説は

日本では、あまり見かけないので

おすすめである。

 

そして、

その漫画の中で

イケメン・エリートの風見に婚活をしかけ

強くアプローチをする女性キャラが出てくるのだが、

わたしは彼女のセリフが強く印象に残った。

 

イケメンの風見が彼女に、

「なぜ、そんなに結婚したいか?」を質問する。

すると彼女は答える。

 

「子供を産むためのタイムリミットと

将来への不安ですね。

 

逆に言うと

子供をもう産んでいる

もしくは産まないと決めて

お給料のいい職についていれば

結婚をする理由は

ないのかもしれません」

 

これである。

 

身も蓋もない話であるが、

日本における結婚とは、

突き詰めて考えれば

愛を起点にするものではなく

経済的な契約なのだ。

 

日本は男尊女卑的な

傾向が社会に強いため、

基本的に女性は仕事をできず

結婚しないと生活が

できない。

 

その生活の手段として、結婚があるわけだ。

 

いわゆる恋愛映画のような結婚は、

欧米のように男女がともに普通に稼げるという前提があり

初めて成立するのだ。

 

1936年にアメリカで出版された有名な

マーガレット・ミッチェル

南北戦争時代(1861年ー1865年)のアメリカを舞台にした

風と共に去りぬ」という小説がある。

 

その物語において

絶世の美女の主人公、スカーレットは、

経済力がないため、

好きでもない経済力のある男性と

生活のための結婚と離婚を

繰り返し、歯を食いしばって

激動も時代を生き抜いていく。

 

その困難に負けない彼女の強い姿に

心を打たれる名作なのだが

 日本の状況は、

この物語の舞台である

1800年代のアメリカに近いとわたしは思う。

 

つまり、当時のアメリカのように

現代日本では

結婚は、愛のため、というより

生活のためにするものなのだ。

 

だから

漫画の婚活女性がいうように、

経済力があれば、

別にしなくてもいい、となる。

 

女性は男性に経済的安定を期待し、

男性は女性に、

出産や家事育児を期待する、

それが日本の結婚の実態なのだ。

 

そこに愛が入り込む余地はない。

きわめてビジネス・ライクな関係性なのだ。

 

だから、婚活をするなら、

女性は、経済力のある男性を狙わないとダメなわけだし、

男は経済力がないなら、

そもそも婚活はできない、

そういう婚活の前提条件を整理しないと

なかなか上手くいかない。 

 

そう、

日本の婚活に、愛はいらないのだ。

 

女性が働けない社会では

恋愛結婚は成立しえないのだ。

 

リアルな生活の前に愛だ

なんだ、言ってらんないわけだ。

 

近年の恋愛離れは

漫画やドラマでみる理想としていた恋愛結婚と

現実の生きるための結婚の間の

ギャップに

幻滅した結果なのかもしれない。■