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The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

ヒラリーの敗因と、希望は戦争。

ヒラリーの敗因

 

2016年、11月8日に行われた

第45代アメリカ大統領選挙

共和党はドナルド・トランプ氏が勝利した。

 

前評判では民主党の、

ヒラリー・クリントン氏が優勢と報じられていたため、

この結果は、想定外のものとマスコミは報道している。

わたしも、さすがに、

あのトランプ氏が勝つことはない、と思っていたので

この結果は、本当に意外であった。

 

しかし、冷静に考えてみると、

2016年6月に起きたブレクジット、

つまりイギリスのEU離脱の結果をうけて考えれば、

実はそれほど意外ではない、、、

どころか、

実は順当な結果だといえるのでは

なかろうか?

 

それを以下で考えていきたいぞ。

 

アメリカにもイギリスにも、

現状の左寄りの政治に、不満を抱いておる層がいる。

 

その層とは、

近年のグローバル化や機械化にとりのこされ、

低所得層になってしまった人たちだ。

 

ITや金融といった、稼げる仕事の人間がいる反面、

工場の労働者やタクシーの運転手、介護士などの

肉体労働者は低賃金にあえぎ、

その日の暮らしにも苦労している。

 

その状況において、

大量の移民がきて、ますます仕事が失われていく。

 

その不満の爆発こそが、

右派勢力の台頭につながったのでは

なかろうか?

 

国内で飯も食えない生活に直面している単純労働者にすれば、

多様性だ移民だ、と言われても

じゃあ、俺たちの生活はどうなるんだ! となるにきまっている。

理想じゃ飯は食えない、

家にはお腹を空かした子供がいるのだ。

 

この単純労働者のケアを怠ったことが、

ブレクジットの主原因であり、ヒラリー氏の敗因であろう、と思う。

 

希望は戦争

 

この大統領選をうけて、

わたしは、ジャーナリストの赤木智弘氏によって書かれた、

「丸山眞夫をひっぱたきたい、31才フリーター、希望は戦争」

という論文を思い出した。

 

この論文は10年ぐらいにまえに雑誌、論座に掲載され

わたしは読んではいないんだけど、

内容は話題になったので知っている。

 

それは、おおむね以下のような内容だった。

 

当時31歳のフリーターで金も地位も仕事もなく、

絶望的な状況であった

筆者の赤木氏が、

このまま絶望的な人生を送るよりは、

世の中ぐちゃぐちゃ

になったほうが

まだ自分の人生に希望がもてる、

だから戦争よ起こってくれ!

と書いたのだ。

 

丸山眞夫をひっぱたきたい

という部分には

東大の教授で権威の象徴たる丸山氏を

ぐちゃぐちゃになった社会でならば、

地位が逆転し

ひっぱたける状況になるかも、

という暗い願望が込められているわけだ。

 

まあ、このようにルサンチマン

溢れまくっておる論文なのであるが、

気持ちは、よく理解できる。

 

例えば

30歳の裕福な男性正社員がいて

プリウスに乗って

子供と嫁を連れ、

スーパーにいくと

同じ30歳の非正規労働者の未婚の男性が

時給800円でレジ打ち

をしているのだ。

 

彼は年金を払うのに

すら苦労の毎日なわけで、

 これでルサンチマンを抱くな、

という方が暴論であろう。

 

今、世界では、

多様性やグローバリズムの影響で、

多くの貧困層と、一部の勝ち組という構図になっている。

 

アメリカやイギリスではブルーカラー

日本では非正規労働者が、

貧困者であり敗者で、

その絶望感は、

アメリカなら

トランプ氏が大統領になって、

世の中を破壊してくれればいい、

となり

日本では

希望は戦争、ということになるわけなのだ。

 

このような状況で、

我々は、どういう選択を取ればいいのであろうか?

 

これは難しい問題だ。◼️