読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

保育園問題の本質は、雇用の流動生。

社会

f:id:aki_pwd7:20160929204836p:plain

ネット上で保育園問題の議論がさかんに行われている。

例の「日本死ね」の記事が、国会で取り上げられ、リアルにも、その議論の波が波及している。

 

議論の中身を見ていくと、低賃金で喘ぐ保育士の給与をあげるべきだ、保育園の数自体が足りないから、もっと数を増やすべきだ、というものが多い。

 

しかし、だ。

 

この議論の本質は、そこじゃあないだろ? と私は思うのだ。

議論の本質は、「なんで日本女性が、子供を作ると、仕事でできなくなるのか?」なわけだ。保育園のシステム問題など、木を見て森を見ず、ですと思うのだ。

現実として、女性の社会進出がデフォルトになっている欧米より、

日本の保育園の状況は良いようだし、であるなら、保育園のシステムが、日本女性の社会進出の阻害要因ではないわけだ。

 

じゃあ、なんで、日本の女性は欧米圏の女性のように、社会に出て働けないのか?

日本が男尊女卑的なカルチャーだからか? 社会を見ている限り、そうそう男尊女卑ではないだろう。女はバカなんて言ってる人なんかインターネットの人以外でエンカウントしたことない。

 

じゃあ、欧米圏に比べて日本女性がバカなのか? 

大学進学率だって、日本は欧米圏の女性と変わらないし、体験的に日本女性が日本男性に比べて、アホなんてことは一切ない。むしろ、男より優秀な位であろう。

 

じゃあ原因は何なのか? シンプルに日本の労働市場のシステムの問題だ。

日本の労働市場は、日本型雇用慣行で動いていて、この労働システムは、

新卒一括採用と終身雇用で構成されている。つまり、基本的に、日本は大学なり高校なりを卒業して、最初に入社した企業に生涯勤め上げるというシステムなわけだ。

 

そういう状況だから、結婚し妊娠し出産する女性は、一度、会社を辞める必要があり、一度辞めてしまうと再就職が無い、難しい、という状況になる。それゆえに、キャリア志向の女性は意地でも会社が辞められないわけだ。だから保育園の数や保育士の待遇なんぞ殆ど、どうでも良い問題なわけだ。

 

結局、共働きやら女性の社会進出を日本が志向するなら、

日本型雇用慣行を廃止して、欧米型の転職可能な、中途採用中心の労働市場を作っていくしかない。中途採用がデフォになれば、妊娠出産で一度会社を辞めても、またシンプルに再就職すれば良いだけになるからだ。

 

確かに、保育園制度を整えることができるなら、それは素晴らしい事だろう。

でも、保育園制度が整備されたところで、日本型雇用慣行が続く限り、日本女性が

男性並みに働く事は無理なのだ。◾️