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The Catcher in the Rye

日記です。毎週、日曜日更新の予定です。無断転載、無断引用、オーケーです。

日本死ね、と、保育園義務教育化と

社会  

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最近、ネット界隈で話題になった、はてな匿名ダイアリーのエントリ「保育園落ちた日本死ね!!!」を読んだ。 

 

anond.hatelabo.jp

 

これは子供を保育園に預けようとしたが、見事に抽選に落っこちた。どうすりゃいいんじゃ、という日本に対する呪詛の念が詰まったエントリだ。政府は、国民総活躍社会をうたっておいて、そりゃないだろ、と親御さんが怒髪天をついてしまう感情は、みんなもっていて、結果、広く共感を呼んだのであろう。

 

このエントリを読んで私は、昔読んだ社会学者、古市憲寿(ふるいち のりとし)さんの著書「保育園義務教育化」という本を思い出した。

 

保育園義務教育化

保育園義務教育化

 

 

本の内容は題名のとおり、保育園を義務教育化して、希望者は全員、無料で子供を預けられるようにしたらどうであろう? というものだ。

しかし、保育園を無料化し、全入化を実現する費用は大きい。一人当たり月に20万ほどかかる。ゆえに、そんな莫大な費用を税金から捻出するならば従来のように女性には家庭に入ってもらうほうが合理的じゃん、という反論が当然でてくる。

その問いに対し、筆者、古市氏の答えが秀逸なのだ。

 

彼は、1960年代にアメリカで行われた「ペリー幼稚園プログラム」を紹介する。このプログラムは、貧しい地区に生まれたアフリカ系住民の3歳から4歳のこどもたちに、質の高い就学前教育を提供し、プログラムに参加した子供と、参加したなかった子供を追跡調査し、その違いを分析する、というものだ。

 

その結果は、大人になったプログラムを受けたグループは、受けなかったグループに比して、高学歴で所得が高く、逮捕率が低いというものであった。

つまり、就学前に質の高い教育を受ける事によって、大きく、その後の人生が、良いベクトルに進む、という事が証明されたわけだ。

 

その結果から、高い税金をかけ、子供に質の高い就学前教育を与えることは、質の高い人材を社会に供給し、

犯罪を犯したり低所得となって生活保護となる人間を減らせることに繋がり、十分、社会に、高い税金をかけた分の利益を還元できる、と筆者は主張する。

 

みなさん、どう思います? この古市さんの主張を。

私は、これは素晴らしい考えだと思った。子供をもつ親は、無料で保育園に預けられるし、社会は、その結果から、優秀な人材を手にできる。まさにウィンウィンだ。

 

今の日本は、共働きも増えているし、明日リストラにあうかもしれない不安定な社会だ。

こういう時代だからこそ、みんなで助け合って無料の全入の保育園をつくるって、良いアイデアだと思うのだ。

 

どうであろう?▪️